評 【評】小島ゆかり『希望』 —— 伊舎堂仁 管理人の本棚を預かっていただくことになった伊舎堂仁さん(@hito_genom)に、その本棚から、何かを読んで書いてもらう企画です。第2回は小島ゆかり『希望』。 こじまゆかり、と打ち込んでみてまず、このひと工藤吉生とイニシャル同じな... 2020.04.10 伊舎堂 仁 評
詩歌作品 【短歌7首】あとだし — 光森裕樹 あとだし光森裕樹 子に繁りゆく島弁を或るところまでは矯しつのち諦めつ ながれだまは避けられないがMarinesのキャンプに沿ひて子の自転車を押す 訓練の先に実戦はあるのだらうスパイク痕が塁を繫ぎぬ ――石投ぐる資格なければ其の者を石へと投... 2020.03.24 うたとポルスカ 詩歌作品
異郷幻灯 【異郷幻灯】04.マルタ島——川野里子 旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第四回は歌人の川野里子さんです。 ... 2020.03.24 うたとポルスカ 異郷幻灯
異郷幻灯 【異郷幻灯】03.馬山——山崎聡子 旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第三回は歌人の山崎聡子さんです。 た... 2020.03.12 うたとポルスカ 異郷幻灯
評 【ブックレビュー】『稀風社の水辺』(執筆者:温) 稀風社が出しているから『稀風社の』と付く。じゃあこの本の本体は『水辺』か。『稀風社の水辺』。ここは水辺です。 著者は、稀風社の三上春海と鈴木ちはね、そしてゲストとして参加している水沼朔太郎の3人と記されている。この人たちがたとえ... 2020.03.12 温 評
異郷幻灯 【異郷幻灯】02.リル——水原紫苑 旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第二回は歌人の水原紫苑さんです。 ... 2020.01.27 うたとポルスカ 異郷幻灯
詩歌作品 【短歌30首】ドゥ・ドゥ・ドゥ — 谷川由里子 ドゥ・ドゥ・ドゥ谷川由里子 まばたきで恋に落ちたらバック・トゥ・ザ・フューチャーのドクの胸飾り 3ヶ月先の寒さの完璧なムーンウォークを思い浮かべる 月がひかってる月がひかっているチャンスを棒に振るように生きて 木が根から抜かれる... 2020.01.24 うたとポルスカ 詩歌作品
詩歌作品 【短歌20首】初夢 — 原田彩加 初夢原田彩加 占いの看板の灯を過りつつ現状維持のまま冬がくる 水たまりに浮かぶイチョウの小ささは疎遠になった人の小ささ 同じ生地で作られているスカートと地下鉄の駅にてすれ違う 変わらない水面を漕いでゆくように一日一往復のメールで... 2020.01.24 うたとポルスカ 詩歌作品
ポーランド日記 ポーランド日記 1/7 – 1/18 2020/01/07(火) 薄曇り 2℃ クリスマスホリデーが明けて街が平常運転に戻った。長い休暇明け特有の、からっとして、気恥ずかしそうな街の雰囲気。 午前中、語学学校の初回授業に参加する。教師はポーランド人の女... 2020.01.24 睦月都 ポーランド日記
詩歌作品 【短歌7首】水のほつれ — 小田島了 水のほつれ小田島了 傷つくほどの重みもなくて散らばったグラスの破片を踏んづけていく おそらく水がたまるのだろう裏口に親指ほどの苔のかたまり 内側につぶれるように向日葵が枯れてしずかに苦を抜けていた 柑橘類の果肉のように透きとおり日なたの水... 2020.01.15 うたとポルスカ 詩歌作品