異郷幻灯 【異郷幻灯】09.風街——染野太朗 旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第九回は歌人の染野太朗さんです。 五... 2021.04.12 うたとポルスカ 異郷幻灯
おしらせ 谷川由里子第一歌集『サワーマッシュ』オンライン先行販売&予約開始のお知らせ 左右社より刊行の谷川由里子待望の第一歌集『サワーマッシュ』を、うたとポルスカにて3/31よりオンライン先行販売します。 口語短歌の先鋒として活躍してきた著者の短歌300首を収録。帯文・曽我部恵一、解説・大森静佳。 2021.03.21 うたとポルスカ おしらせ
評 【一首評】木曜日のひびきが好きで有休をとるなら木曜日に休みたい/椛沢知世「りんごの味」(吉田恭大) 木曜日のひびきが好きで有休をとるなら木曜日に休みたい椛沢知世「りんごの味」 分からないときは図に書いてみよう。図に記すその手つきを追っていると、何のことだったのかわかる。まさにいまこの人は図を書いているところ、みたいな把握の瞬間が... 2021.03.01 吉田恭大 評
異郷幻灯 【異郷幻灯】08.ウシュアイア——笠木拓 旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第八回は歌人の笠木拓さんです。 子ど... 2020.12.25 うたとポルスカ 異郷幻灯
詩歌作品 【短歌8首】太陽の位置で方角がわかる — 相田奈緒 太陽の位置で方角がわかる相田奈緒 十月の頭に胸を破られて破れ目を出たり入ったりした まばたきをすればこぼれる、ばちん、ぼたん、太陽がぐんぐんと朝を昇る 蜘蛛が壁の高いところへ向かってる下でドライヤーをかけている 電球が切れてはずし... 2020.12.25 うたとポルスカ 詩歌作品
詩歌作品 【俳句20句】オールドファッション — 福田若之 オールドファッション福田若之 紙のやわらかみ咳して思い出す 揺れうごく昼夜の末の枯れすすき 山並みが遠吠え色に暮れる冬 しぐれては木の実が土のうえに照る 水の涸れた筋目を鹿が駆けのぼる 風は樹のまなざし冬の野を届く 冬眠の... 2020.12.25 うたとポルスカ 詩歌作品
異郷幻灯 【異郷幻灯】07.弘明寺——平岡直子 旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第七回は歌人の平岡直子さんです。 異郷... 2020.12.21 うたとポルスカ 異郷幻灯
異郷幻灯 【異郷幻灯】06.モンゴル——大森静佳 旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第六回は歌人の大森静佳さんです。 「旅... 2020.12.08 うたとポルスカ 異郷幻灯
詩歌作品 【短歌7首】TOKYO 2020 — 牛尾今日子 TOKYO2020牛尾今日子 ほんまそれって敬体で言う言い方も分からないまま言わなくなって 入れない芝の上にも葉は落ちて火があればよく燃えそうなのに 糸端が裾から垂れるびろびろをむしり取る手に力を込めて ポケットに財布の入るジャンパー... 2020.11.30 うたとポルスカ 詩歌作品
評 【ブックレビュー】『それぞれの街に降る雨についての数行』(朱位昌併、千種創一、?田恭大、2020年) (執筆者:温) 「それぞれの街に降る雨についての数行」は、活版作家・増本綾プロデュースの活版印刷による詩歌の作品集です。 詩人の朱位昌併、歌人の千種創一、吉田恭大の三人による作品に、それぞれアイスランド語、アラビア語、中国語の翻訳を... 2020.11.24 温 評