評 【ブックレビュー】『サワーマッシュ』(谷川由里子) (執筆者:温) この本の表紙は不思議な色をしている。何色と表現すればいいんだろう。遠い国の海の色みたいな感じ。つるつるして光沢のあるこの紙には、「SOUR MASH YURIKO TANIGAWA」と印字されている。 開くと目次が... 2021.04.21 温 評
評 【ブックレビュー】『それぞれの街に降る雨についての数行』(朱位昌併、千種創一、?田恭大、2020年) (執筆者:温) 「それぞれの街に降る雨についての数行」は、活版作家・増本綾プロデュースの活版印刷による詩歌の作品集です。 詩人の朱位昌併、歌人の千種創一、吉田恭大の三人による作品に、それぞれアイスランド語、アラビア語、中国語の翻訳を... 2020.11.24 温 評
評 【ブックレビュー】『サーキュレーターズ 短歌時評』(土岐友浩、2019年) (執筆者:温) 詩の読者のための短歌時評という機会を与えられて、僕が自分に課したことはふたつ。ひとつは現代短歌の注目するべき作品を、できるだけ幅広く取り上げること。もうひとつは短歌形式の本質を掘り下げていきながら、詩との差異を明らか... 2020.04.21 温 評
評 【ブックレビュー】『稀風社の水辺』(執筆者:温) 稀風社が出しているから『稀風社の』と付く。じゃあこの本の本体は『水辺』か。『稀風社の水辺』。ここは水辺です。 著者は、稀風社の三上春海と鈴木ちはね、そしてゲストとして参加している水沼朔太郎の3人と記されている。この人たちがたとえ... 2020.03.12 温 評
歌会記 りんてん舎歌会記(2019年10月5日) 歌会の楽しさは評にあると思う。 短歌には評という文化がある。他の界隈でも評論や批評は存在するが、短歌の評はそれらと比較してやや独特だ。評論はジャンルの中でも限られた人しか行わないけれど、短歌の評は作者、あるいは場に参加する人の多くが行... 2019.12.12 温 歌会記