うたとポルスカ

短歌作品

【短歌20首】旅 — 盛田志保子

  旅   盛田志保子 駅なしにかなわぬことのいくつかを思えば燃えるような心臓 生きたまま仕留めた夏を数か月先の未来に置きにいく夢 肝試しのマインドに近いあの闇は本物だって言い続けたい 朝早く起きれば山に登る日の暗い覚悟と聳える...
異郷幻灯

【異郷幻灯】05.新潟——ながや宏高

旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第五回は歌人で、杉崎恒夫の調査・研究をされて...
おしらせ

【お知らせ】ウェブストア・一首評企画を始めます。

「うたとポルスカ」では、間借り中の下北沢BOOKSHOP TRAVELLERの休業、また第29回文学フリマ東京の開催中止に伴い、期間限定でウェブストアを開設します。 当面は、5月以降に展開予定だった『杉原一司歌集』『杉原一司メトード...
短歌作品

【短歌12首】somewhere — 法橋ひらく

  somewhere    法橋ひらく エネオスの白いひかりを過ぎていく冬の遅番勤務のあとで もういちど護られたいな レギュラーと窓と灰皿 若かった父に 満タンになってしまって空っぽの、来年の冬ここにはいない        * 角切りの...
短歌作品

【短歌7首】あとだし — 光森裕樹

  あとだし    光森裕樹 子に繁りゆく島弁を或るところまでは矯しつのち諦めつ ながれだまは避けられないがMarinesのキャンプに沿ひて子の自転車を押す 訓練の先に実戦はあるのだらうスパイク痕が塁を繫ぎぬ ――石投ぐる資格なければ其の...
異郷幻灯

【異郷幻灯】04.マルタ島——川野里子

旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第四回は歌人の川野里子さんです。   ...
異郷幻灯

【異郷幻灯】03.馬山——山崎聡子

旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第三回は歌人の山崎聡子さんです。  た...
異郷幻灯

【異郷幻灯】02.リル——水原紫苑

旅先で訪れた町や、行ったことはないのになぜか心惹かれる場所、また、旅を詠った詩歌について……。そんな、心の中にある「異郷」をテーマに、自由な切り口からエッセイを書いていただくリレーエッセイ企画、第二回は歌人の水原紫苑さんです。   ...
短歌作品

【短歌30首】ドゥ・ドゥ・ドゥ — 谷川由里子

  ドゥ・ドゥ・ドゥ    谷川由里子 まばたきで恋に落ちたら バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクの胸飾り 3ヶ月先の寒さの完璧なムーンウォークを思い浮かべる 月がひかってる月がひかっているチャンスを棒に振るように生きて 木が...
短歌作品

【短歌20首】初夢 — 原田彩加

  初夢    原田彩加 占いの看板の灯を過りつつ現状維持のまま冬がくる 水たまりに浮かぶイチョウの小ささは疎遠になった人の小ささ 同じ生地で作られているスカートと地下鉄の駅にてすれ違う 変わらない水面を漕いでゆくように一日一往...
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