詩歌作品 【短歌8首】砂糖の森 − 睦月都 砂糖の森 睦月都 霜月の森に入れば甘い匂ひ いづれ会ふまでの時間を歩く とまり木にとりどりの鳥、鳥は鳥の骨格通り羽を広げる 刀鍛冶のごとくに研ぎてしならせて鳥は尾羽のするどさ保つ やはらかな鱗の覆ふまなぶたが音無く落ち... 2019.12.25 うたとポルスカ 詩歌作品
詩歌作品 【短歌12首】りんごの味 – 椛沢知世 りんごの味 椛沢知世 タピオカに生まれるはずが間違えたようなニキビを眠るまで触る 手首から慣れないにおいいいにおいいつもより顔まわりを触る 目がかゆいのは春か秋 友だちの誕生日だいたい覚えてる かわいいと人に言われてつぶやけば口... 2019.12.12 うたとポルスカ 詩歌作品