詩歌作品 【短歌50首】月とコロッケ — 谷川由里子 月とコロッケ 谷川由里子 夢の書庫天にむかって髪を結う才能はもうあなたを書庫に 屏風にはアイススケートリンクと蔦を「蔦の人工氷図屏風」 むきだしのユリのめしべも花束もスターもスターのプロマイドも あんな上で固まっている風見鶏〈... 2021.11.28 うたとポルスカ 詩歌作品
評 【きょうは傘とか歌ありがとう 3】島田修二『渚の日日』 ― 笠木拓 筑摩書房の『現代短歌全集』第17巻を一息に読んだのは、大学を休学して実家に戻っていたときだった。とりあえず新しいほうから読もうと思って、まずは昭和55年から63年まで刊行の歌集を収めるこの巻を手に取った。多かれ少なかれ「自分の悲... 2021.11.28 笠木拓 評
詩歌作品 【短歌20首】素描 — 笹川諒 素描 笹川諒 いつだって造語のようなすずしさで秋は来るのださびしくはない 薄い緑の少年、川魚の暮らし、ありふれた門、という夢のメモ 思うのは野の笛という言葉だけ憑かれたように階段のぼる 鏡文字の柄のパジャマを着たいけど検索して... 2021.11.20 うたとポルスカ 詩歌作品
未分類 「うたとポルスカ」のこれまで(まとめ) いつも「うたとポルスカ」を読んで/にお越しいただき、ありがとうございます。早いもので、この2021年11月で「うたとポルスカ」は2周年を迎えました。この2年間にはたくさんの短歌が発表されたり、すばらしい歌集が出版されたり、感染症が蔓延した... 2021.11.02 温 未分類