相田奈緒

詩歌作品

【短歌25首】ひらめくのは — 相田奈緒

    ひらめくのは    相田奈緒   換気扇回ってる音  朝食の後の時間の体の具合 ユーモアがからからになる私にもユーモアのある生活があった おはじきのなかを流れている黄色  雪の匂いはしつこいくらい とんがりコーンを口に入れながら朝...
歌会記

うたポル歌会記―相田奈緒、工藤吹、温(2022年8月21日)

参加者 相田奈緒(あいだなお)@aidana_t 「短歌人会」所属。2016年より坂中真魚、睦月都とともに「神保町歌会」を運営。アイス好き。 工藤吹(くどうふき)@z_s_lz 2001年生まれ。『NOPE』をIMAXで観まし...
詩歌作品

【短歌8首】太陽の位置で方角がわかる — 相田奈緒

太陽の位置で方角がわかる相田奈緒 十月の頭に胸を破られて破れ目を出たり入ったりした まばたきをすればこぼれる、ばちん、ぼたん、太陽がぐんぐんと朝を昇る 蜘蛛が壁の高いところへ向かってる下でドライヤーをかけている 電球が切れてはずし...
歌会記

りんてん舎歌会記(2019年10月5日)

 歌会の楽しさは評にあると思う。  短歌には評という文化がある。他の界隈でも評論や批評は存在するが、短歌の評はそれらと比較してやや独特だ。評論はジャンルの中でも限られた人しか行わないけれど、短歌の評は作者、あるいは場に参加する人の多くが行...
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